英語を主とした語学の習得がビジネスの世界でも求められて随分と時間が経ちました。日本の教育の現場でも小学生から英語を学習したりとその必要性は高くなってきているかと思います。

一方で翻訳機能が優秀になってきており、将来的には翻訳機を通せば普通に会話できる未来もすぐそこまできている状況だと思います。

皆様は英語についてどう考えますか? 英語は仕事上のスキルになるのか?ならないのか?

よく、英語だけ出来てもダメだ。なんて言葉を耳にしますし、私も過去にそんな言葉を言われてきました。

ちなみに管理人は英語はそんなに出来ないです。TOEICだと700点を超えるくらいで、全くダメでは無いけど、誇れるほどでも無い。という中途半端な状態です。ちなみにこの点数は学生の頃から今までほぼ変わっていません。

で、今回は英語ができると実際に就職や転職に有利なのか? について経験から考えていきます。

日本人のビジネスパーソンの英語力って?

では現状の日本人の英語力について少し考えてみます。

まず、日本人全体としての英語力が世界でどのあたりにいるのか?という事ですが、EF Education Firstという所の2017年の調査結果だと、非英語圏のランキングで日本は37位だそうです。

高いのか低いのか正直よくわかりませんが、37位は低い英語力と評価されています、ランキング自体は80位まであったので真ん中程度です。個人的には台湾やインドネシア、タイといったアジアの各国よりランキングが高いことに驚きました。

しかし、別の調査では驚きの結果でした。TOEFLという受験に必要な試験の結果からです。このデータはReading,Weiting,Listneing,Speakingそれぞれのカテゴリーでアジアの国を評価しています。結果、日本は全てのカテゴリーでフィリピン、マレーシア、中国、韓国、インドネシア、タイ、ベトナム、といった国々より低いスコアでした。

個人的にはこちらの結果の方が納得できます。実際に外国に暮らしていた時や、仕事で東アジアに出張していた頃にあった国々の方は日本人よりはるかに英語ができていました。

じゃぁ日本人の社会人、サラリーマンの英語力はどうなの?ってことですが。

2013年のTOEICのデータです。上場企業による英語活用実態調査によると、平均で約483点でした。かなり低いような気がしますが、上場企業での調査となりますので、比較的内需が多い中小企業も含めればこの平均点はさらに下がることが予想されます。

と、いうことで、まぁ英語の必要性が叫ばれていますが、実態としてはまだまだ大した英語力が無いということかと思います。

英語ができると就職や転職に有利なのか?

結論から言うと、私は間違いなく英語ができると就職や転職に有利で武器になる。と確信しています。

よく英語だけ出来てもダメとか言いますが、何にも出来ないよりは英語ができている方が良いし、同じくらいのスキルや経験なら最後は英語で評価されます。

なぜか?

まず、前出の通り、そもそも日本人は英語ができない人が多いです。また、グローバル化がますます進んでいっている中、海外の国に遅れをとっている事も事実です。さらにビジネスの環境を見てみれば、ひと昔前のように日本のMad in Japanのブランドだけて勝負できる世界が少なくなってきています。そればかりか外資系企業が日本に及ぼす影響力も日に日に強くなってきているのが現状です。

と言う状況ですので、これからはさらに英語が必要な世の中になってくるかと思います。まぁ翻訳機のレベルがどこまで上がるかにもよりますが、特別なスキルを持っていない限りは直接英語で会話した方が何倍もコミュニケーションが取りやすいです。

また、別記事でも紹介しましたが、外資系企業の日本の参入障壁の2位が語学堪能者の確保の難しさです。これらを踏まえるとやはり英語はできた方が就職や転職に有利だと考えれます。

管理人の経験から

ここからは管理人の英語力TOEIC700点ちょいで就職や転職に役に立ったか?振り返ります。

もちろん、点数は高い方では無いですがこれくらいでも就職や転職には大いに役に立ちました。まず最初の新卒採用に関しては、Fラン夜間大学だった私にとってはこれくらいしか武器はありませんでした。確かに総合商社や大手有名メーカーなどでの募集では厳しい状況でしたが、専門商社と言う分類で見ればその業界のトップ企業ではまだまだ英語ができる人がほとんどいない、なんて状況もあったので、英語力を十分にアピールできました。

転職には有利なのか?転職に関してですが、これも有利に働きました。出版社に転職した際は海外のライターやコントリビュータとの仕事もある、と言う事で業界知識があり英語ができる人材を欲していましたし、英語を使って仕事をしてきたことが評価されました。

どちらも共通していたのは、その会社に英語を使って仕事ができる人材を募集していたと言うことです。まぁ当たりまえですが、需要と供給です。

一応補足ですが、私の転職の際は英語だけって訳ではなく、相手の仕事で必要な知識や経験を最低限備えていて、その上に少しの英語力があったと言う話です。どちらも小さいスキルですがこれが掛け合わさると割と市場価値が高くなるみたいです。

これから求めらえる英語力とは?

で、私の話は数年前までの話ですので、最後にこれから求めれらる英語力について考えてみます。

まず、新卒での就職に関してですが、前出のTOEICの調査では実は上場企業の内定者も調査対象でした、その結果を見ると新卒はTOEICの点数が551点でした。これは同調査のどの入社歴の層と比べても高いスコアでした。つまり、新卒の方が英語力がある。と言う結果です。

ですので、これから就職される方は概ね800点くらいあれば英語ができるとみなされる可能性が高そう。ちなみに大手総合商社は入社の時点で平均で800点を超えているそうです。私の友人の某総合商社の営業マンは900点超えていましたし、割と普通だそうです。

で、転職の場合。ですが、個人的な意見としては、この場合は英語力もそうですが今までの仕事の経験やスキル、業界の知識がまず試されるので、その部分で大きく変わってくるかと思います。私が2社目に転職した会社は小さい会社でしたが、中国人、ベトナム人、タイ人、日本人が働いて殆どの方が私よりはるかに英語ができました。できないの社長と会長くらいでした 笑。ですが前職と同じ業界での仕事でその知識や実績があると言うことで転職することができました。

ですので転職の場合は同じような業種でかつ転職先に英語ができる人が少なければ割と750点くらいあれば重宝されそうです。まぁ業界や会社の規模次第ですが。

と、いう事で今回は独断と偏見で英語と就職、転職について考えてみました。

まぁ必要なのはわかっているんですがいぜ勉強となると…管理人は田舎暮らしで使う機会は無さそうですがとりあえず勉強だけは再ど初めてみようかと思っています。

あ、去年も同じ事考えてたかも 笑

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